コミュニケーション能力は看護師にとって不可欠な適性であり、これを欠いてしまっていると活躍できる場所が限られてしまいます。看護師になってからスキルアップを目指そうとするときは、専門性の高い看護スキルとともに、コミュニケーション能力も身に付けていくべきです。
看護スキルだけを高めていくのに執心してしまう人は意外に多いものですが、あくまでそれは応用の方向性ということを理解をした方が無難でしょう。なぜなら、確かに技術的に優れているものがあれば活躍する機会はあります。しかし、気を付けなければならないのは、専門スキルを活用できるのは限られた現場だけだという点です。専門性の高い看護技術は決して万能性の高いものではないのです。ある特定の部分でだけ活躍できる能力を手に入れたいというときには優れている方法ですが、看護の担い手として広く活躍できるようになりたいと考える場合は、コミュニケーション能力の方が圧倒的に大切になるからです。
看護の基本は相互の理解であり、患者や医師などと正しく互いの考え方を伝え合える関係を作らなければなりません。そして、信頼関係を樹立して互いに伝えたいことをいつでも言えるようになる必要があります。そのための基本となるのがコミュニケーション能力であり、看護師に欠かせないスキルの一つとして捉えることもできるでしょう。
看護師にとって最も重要な基本の適性として自分にあるかどうかをよく考え、不足を感じるなら方法論を学んで積極的に身に付けるように努力しましょう。そうすると、活躍できるステージはさらに広がるでしょう。【参考サイト】